動画・映像制作と編集は会社と個人のどちらに依頼すべき?依頼方法・相場を解説

動画・映像制作や編集を依頼する際に、「制作会社」と「個人」(フリーランス)のどちらが良いのかで迷う方も多いのではないでしょうか?

どちらもプロのクリエイターであるため、クオリティの高い動画を納品してくれます。
ただ、依頼方法、料金相場などが多少異なるのです。

本記事では、「制作会社」と「個人」の特徴に触れつつ、両者のメリット・デメリットについて、解説します。

個人(フリーランス)の動画/映像制作クリエイターに依頼する2つのメリット


個人(フリーランス)
最初に、個人(フリーランス)のクリエイターへ動画・映像制作を依頼するメリットについて、お伝えいたします。

個人のクリエイターへ依頼することで得られる一番のメリットは、動画制作の費用を抑えられる点です。
また、個人のクリエイターの場合は、追加や修正などの依頼にも柔軟な対応をしてもらいやすくなることやコミュニケーションが取りやすいという利点もあります。

依頼するメリット1.動画/映像制作の費用を抑えられる


動画・映像制作を外注する際には、高額な費用がかかります。
動画の内容によっては、数百万円単位での予算が必要になることも珍しくありません。

制作の予算が限られている場合は、制作会社よりも、個人のクリエイターへ依頼した方が、費用を安く抑えられる可能性が高くなります。

なぜ、個人のクリエイターの方が安くなるのかというと、スタッフの人件費を抑えることができるためです。

個人のクリエイターの場合は、打ち合わせから納品までのすべての工程を自分一人、もしくは少人数のスタッフのみで担当するケースがほとんどです。
そのため、人件費がほとんどかかりません。

自宅をオフィスと兼用としている個人クリエイターの場合は、オフィスの家賃もかかりません。
さらに、仲介手数料も不要です。
その分だけ、動画制作コストを安く抑えて、クライアント様へ還元することが可能なのです。

依頼するメリット2.柔軟な対応とコミュニケーションが可能


柔軟な対応をしてもらえることも、個人のクリエイターに依頼するメリットです。

個人のクリエイターは、基本的に1人もしくは少人数で作業を進めていくため、打ち合わせの内容や動画制作の進捗状況など、すべての状況を把握しています。
そのため、クライアント様からの急な追加・修正依頼、納期日調整などにも、柔軟に対応できるのです。

また、個人のクリエイターは、制作会社と違って、企画、撮影、編集などの工程別に担当が分かれていないため、コミュニケーションが取りやすい傾向です。
都度、各担当へ取り次いでもらう手間もかからないため、連絡が取りやすいことも、個人のクリエイターへ依頼するメリットと言えます。

個人(フリーランス)クリエイターに依頼する2つのデメリット


個人のクリエイターへ依頼する際には、メリットだけでなく、デメリットについても、しっかり把握しておかなくてはなりません。

制作会社と違い、個人のクリエイターの場合は、動画制作の技術力や評判などが判断しにくい面があります。
また、有能なクリエイターがいる反面、信頼性に欠けるクリエイターも存在しているため、注意が必要です。

依頼するデメリット1.技術力が判断し辛く、失敗するリスクが高め


動画クリエイターになるための特別な資格はありません。
誰でも、動画クリエイターを名乗ることができるのです。

そのため、各個人によって動画制作のクオリティには、大きな差があります。
業界歴10年以上のベテランクリエイターもいれば、制作経験が浅い動画クリエイターも多いのが現状です。
専業主婦や会社員などが副業感覚で、動画制作を請け負っているケースも珍しくありません。

技術力や制作経験が乏しい個人クリエイターへ依頼してしまうと、満足するような動画を作ってもらえない可能性が高くなります。

失敗を避けるためにも、動画制作を依頼する前に、そのクリエイターのこれまでの制作実績をしっかり調べておいたほうが良いでしょう。

依頼するデメリット2.信頼性のある取引ができない個人(フリーランス)も


個人のクリエイターの中には、納期を守らない場合や指示した内容に仕上げてくれないなど、信頼性のある取引ができない人が紛れているケースがあります。

いい加減な対応をする個人クリエイターにあたってしまうと、お金や時間を無駄にすることにもなりかねません。
クラウドソーシングのように、お互いの顔が見えない状況で動画依頼する際には、特に注意が必要です。

また、個人クリエイターは、動画制作の技術は非常に優れていても、動画マーケティングの知識やスキルを持っていない人もいます。
商品のプロモーション動画のように、商業目的で動画制作を行う際には、マーケティングが非常に重要なものとなってくるのです。

個人クリエイターへ依頼する際には、その点をしっかり理解しているかしっかり見極めておく必要があります。

動画/映像制作会社に依頼する3つのメリット


会社
次は、動画/映像制作会社へ依頼する場合のメリットについて見ていきましょう。

個人クリエイターではなく、動画/映像制作会社を選ぶメリットとしては、「動画の完成度が高い」、「企画力・構成力がある」、などといったメリットがあります。

ここでは、「実績が豊富であること」や「信頼感のある取引が可能となる」などの動画/映像制作会社ならではのメリットについて、解説します。

依頼するメリット1.実績が豊富


動画/映像制作会社は、個人クリエイターと比較して、動画の制作実績が豊富です。
中には、海外にも拠点を置いて、年間数100本以上の動画制作を請け負っている会社もあります。

それほど多くの動画制作が可能な理由については、多くの人材が揃っているためです。
動画/映像制作会社には、撮影スタッフ、企画スタッフ、編集スタッフ、営業スタッフなど各分野のプロフェッショナルが集まっています。

大人数チームで動画制作に取り組んでいるため、たくさんの案件に対応することができるのです。
多くのクライアント様から案件を受けることで、さまざまなタイプの動画の制作実績を積み上げているのが、制作会社の特徴です。

そのため、幅広いジャンルの動画制作に対応できるという強みを持っている会社が非常に多くなっています。


依頼するメリット2.個人(フリーランス)より信頼感のある取引が可能


信頼性が高くことも、動画/映像制作会社のメリットです。

個人クリエイターの場合は、専業で動画制作を行っている人だけでなく、副業やっている人も多いです。
中には、動画スクールを卒業しただけで、制作実績が少ない人もいます。

現代では、クラウドソーシングやインターネットなどを使うことで、誰でも動画制作を請け負うことが可能です。
そのため、経験不足や責任感の薄い個人クリエイターにあたってしまうリスクがあります。

動画/映像制作会社ならば、会社組織で運営しているため、最後まで責任を持って対応してもらえるので安心です。

万が一担当者との相性が良くない場合には、ほかのスタッフに変えてもらうことが可能な点も、動画/映像制作会社のメリットと言えます。

依頼するメリット3.スケジュール調整がしやすい


スケジュールの調整に応じてもらいやすい点も、動画/映像制作会社のメリットです。

1人で制作活動を行っている個人クリエイターと異なり、動画/映像制作会社にはたくさんのスタッフが集まっています。
人手が揃っているため、個人クリエイターよりも柔軟なスケジュール設定が可能なのです。

自社の都合に合わせて、撮影日や納品日などのスケジュールを組んでもらいたい場合は、動画/映像制作会社を選んだほうが都合が良いと感じるでしょう。

また、動画/映像制作会社には、各分野のプロフェッショナルが集まっているため、スピーディ納品も可能です。

最短納品を希望する場合やスケジュールに余裕がない場合は、素早い対応が可能な動画/映像制作会社を利用したほうがメリットがあります。

動画/映像制作会社に依頼するデメリット


動画/映像制作会社を利用する場合も、いくつかのデメリットがあります。
動画制作依頼する前に、どのようなデメリットがあるのかについて、きちんと理解しておくことが大切です。

本記事では、制作の相場料金が高めとなっている点、少額案件には対応してもらえない場合があるといったデメリットについて、ご紹介いたします。

依頼するデメリット1.フリーランスよりも料金相場が高め


個人クリエイターと比較すると、動画/映像制作会社の方が料金相場が高めとなっています。
簡単な動画制作の場合でも、50万円くらいの費用が必要です。

3DCGなどの特殊な動画制作を行う場合は、数百万円単位での費用がかかることも珍しくありません。
動画/映像制作会社の料金相場が高い理由については、人件費がかかっているためです。

動画を制作する際には、カメラマン、動画編集スタッフ、プロデューサー、ディレクター、デザイナー、照明スタッフなどたくさんの人材が関わることになります。
そのため、人件費が高額となってしまい、制作料金も上がってしまうのです。

費用の面が心配な方は、動画/映像制作会社へ依頼する前に、見積もりをもらってよく検討してみると良いでしょう。

依頼するデメリット2.少額案件は対応不可のケースが多い


動画/映像制作会社では、少額案件に関しては対応不可となっているケースが多いです。
なぜ、少額案件を受け付けていないのかというと、利益が得られないためです。

前の項目でもご説明しましたが、動画/映像制作会社にはたくさんのスタッフがいるため、人件費が高くなりやすい面があります。
数千円や数万円程度の少額案件を請け負ってしまうと、動画/映像制作会社はスタッフの人件費や諸経費などのコストを回収することができなくなり、赤字を抱えるリスクがあるのです。

ただ、動画/映像制作会社の中には、海外に制作拠点を置いて、人件費を抑えているところもあります。

動画制作の予算が少ないものの、どうしても動画/映像制作会社へ依頼したい場合は、そのような会社に依頼するのも手です。

動画/映像制作会社の料金相場


料金
動画/映像制作会社の相場料金は、動画のタイプやクオリティによって異なります。
特殊効果や凝った編集を取り入れる場合や長時間の動画になるほど費用がより高額になっていきます。

動画1本あたりの大まかな相場料金については、以下の通りです。

  • セミナー向けやイベント向けの動画:15万円~
  • アニメーション動画:20万~100万円くらい
  • 3Dアニメーション動画:100万円~
  • 会社紹介や商品紹介動画:50万円~

  • 個人(フリーランス)クリエイターの料金相場


    個人(フリーランス)クリエイターへ依頼する場合の料金は、動画/映像制作会社よりも安いことが多いです。
    動画1本あたりの相場料金については、5万円~15万円前後となっています。

    なぜ、個人へ依頼したほうが費用が安くなるのかというと、一人もしくは少人数で作業を行っているため、人件費がかからないためです。

    ただ、著名な動画クリエイターへ依頼する場合には、動画/映像制作会社よりも高額な料金がかかることもあります。

    個人(フリーランス)クリエイターの選び方


    選び方
    個人の動画クリエイターの中には、専門スクールを卒業したばかりの方、独学で動画制作を学んだ方も多いため、技術力にばらつきがあります。

    動画制作経験が少ないクリエイターへ依頼してしまうと、満足するような動画に仕上げてもらえなくなる可能性がありますので、注意してください。
    失敗を避けるためにも、その個人クリエイターのホームページなどで、これまでの動画制作実績、制作動画のクオリティをよくチェックしておくと良いでしょう。

    また、修正や追加などにも柔軟に対応できるかどうか、マーケティングを考慮した提案や制作ができるかどうかも、個人クリエイター選びの大事なポイントです。

    電話やメールなどでコンタクトを取り、対応力やマーケティング視点があるかどうかについてもしっかり見極めるようにしてください。

    動画/映像制作会社の選び方


    動画/映像制作会社を選ぶ際も、制作動画のクオリティや評判などをよくチェックしておきましょう。

    近年は、YouTubeやSNSなどでの動画の需要が高まっており、動画制作業界は、新規参入者が増えて、競争が激しくなっている状況です。

    中には、クオリティの低い動画を納品する会社もあるため、注意しましょう。
    できれば5年以上の安定した実績がある会社へ依頼したほうが安心です。

    大手や有名企業との契約実績があるかどうかも、動画/映像制作会社を見極める際の判断基準となります。
    また、動画/映像制作会社によって、得意なジャンルや不得意なジャンルがある場合もあります。

    その会社のこれまでの制作実績などを参考にしながら、自分がイメージする動画を制作できるかどうかを判断してみてください。

    品質の高い個人(フリーランス)クリエイターを見つける方法


    見つけ方
    高品質な動画制作が可能な個人クリエイターを見つける方法としては、クラウドソーシングサイトの活用が便利です。

    coconala、Lancers、Crowd Worksなどのクラウドソーシングサイトには動画クリエイターがたくさんいますので、評価の高い方に連絡してみると良いでしょう。

    そのほかにも、クリエイターのホームページ、ブログ、SNSなどから直接コンタクトを取る方法もあります。

    動画クリエイターを派遣してもらいたい場合は、VideoWorksエージェントのような動画クリエイター専門エージェントを利用するのも手です。

    品質の高い動画/映像制作会社を見つける方法


    動画/映像制作会社を見つける方法としては、アイミツ、比較ビズ、比較jpなどのような一括見積もりサイトも活用がおすすめです。
    見積もりサイトを使えば、希望の条件に合った高品質な制作会社を簡単に見つけることができます。

    他にも、おすすめの動画/映像制作会社の情報をまとめているサイトはたくさんありますので、参考にしてみると良いでしょう。

    おすすめの動画/映像制作会社3選


    おすすめ
    最後に、おすすめの動画/映像制作会社をご紹介します。

    評判が良い動画/映像制作会社としては、Givee株式会社、株式会社CACTAS、株式会社フォー・ファイヴなどがあります。

    どの制作会社へ依頼したら良いか迷っているという方は、まずはこれら3社へコンタクトを取ってみてはいかがでしょうか?
    各社の特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

    動画/映像制作会社1.Givee株式会社


    Givee株式会社は、弊社が運営する動画/映像制作会社です。

    弊社の特徴は、幅広い動画制作に対応可能な点です。
    会社説明会動画、採用動画、サービスや商品紹介などはもちろんのこと、近年人気のYouTube向け動画も制作できます。
    コマーシャル、ドローン撮影動画などもお任せください。

    弊社には、カンヌ金賞受賞のクリエイター、大手CMやテレビ番組制作経験のあるディレクターなど、有能な人材が揃っているため、高品質な動画制作が可能です。

    マーケティングのお手伝いもさせていただきます。
    無料相談も承っておりますので、動画制作を検討中の方はお気軽にご連絡ください。


    動画/映像制作会社2.株式会社CACTAS


    株式会社CACTASは、大手企業の動画制作も請け負っている動画/映像制作会社です。
    Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeなどSNSに詳しい動画制作ディレクターが在籍しており、需要にマッチしたハイクオリティな動画を制作しています。

    シンガポール、タイ、インドネシアなどアジア各地にクリエイターデータベースを保有している点も、株式会社CACTASの特徴です。

    クオリティの高い動画をスピーディかつ安価で納品することができます。

    動画/映像制作会社3.株式会社フォー・ファイヴ


    株式会社フォー・ファイヴは、低価格で請け負っている動画/映像制作会社です。
    編集のみ撮影無しプランの場合は、10万円~動画制作ができます。

    スピーディな動画制作を行っている点も、株式会社フォー・ファイヴの特徴です。
    動画撮影、編集、納品までの工程を最短2週間程度で実現しています。

    また、株式会社フォー・ファイヴは専用の撮影スタジオを無料で利用できるというメリットもあります。
    マルチスペース、メイクルーム、キッチン・ダイニング、オフィス、会議室などをレンタルできるため、さまざまなシーンの動画撮影が可能です。

    都内で撮影スタジオをお探しの方にもおすすめの会社です。

    まとめ


    ここまで、個人クリエイターと動画/映像制作会社のメリット・デメリットついてお伝えしてきました。

    どちらへ依頼する場合も、事前にリサーチを行い、十分な検討が必要です。
    また、制作料金についても、よく確認しておくようにしましょう。

    人件費がかからない分、個人クリエイターのほうが、動画/映像制作会社よりも、制作料金が安い傾向です。

    ただ、動画/映像制作会社の中には、格安な料金プランを用意しているところもあります。
    個人クリエイターと動画/映像制作会社のどちらへ依頼すべきか迷ったときは、見積もりを取って比較してみると良いでしょう。

    動画/映像制作会社へ依頼しよう考えている方は、本記事でご紹介したおすすめの会社の情報も参考にしてみてください。