【目的・手法別】映像・動画制作の種類と費用相場・ポイントを紹介
さらに、どのように伝えたいのかによって、実写やアニメーションなども選ぶことが可能です。
どの映像・動画制作も同じような作り方ではないため、それぞれ特徴や費用、制作のポイントなども異なります。
制作したい動画の特徴を理解し、意図した動画を完成させましょう。
【目的別】映像・動画制作の10つの種類
自社の商品やサービス内容など、それぞれ何を伝えたいのかがなんとなくあっても、どのように伝えていけば良いのか悩んでしまうかもしれません。
実は映像・動画の種類も10個あり、それぞれ特徴が異なります。
自社の伝えたいイメージを再現してくれる種類を見つけ、ユーザーの心に響く動画制作をしましょう。
種類1.会社紹介動画
自社はこんな会社だというのを知ってもらいたいときに、会社紹介動画は効果的です。
公式サイトで文章だけでは見えにくい部分を動画で再現することや企業説明会やイベントなどでも会社紹介動画は活用できます。
制作のポイントとしては、その動画そのものが会社のイメージになります。
見たときに素人っぽさが前面に出た内容も薄く動きを繋げただけでの動画になってしまうと、そのままが会社のイメージに直結してしまうのです。
企業のイメージを逆にダウンさせてしまう可能性もありますので、仕上がりはハイクオリティを心がけるようにしましょう。
さらに、どこにでもあるような会社紹介動画になってしまうと、見ている側としては印象に残りません。
訴求力がある動画制作にも力を入れておきましょう。
費用の相場としては約50万円からの制作となっています。
種類2.商品・サービス紹介動画
自社のサービス内容や商品についてもっと知ってほしいと思ったときには、動画でわかりやすく伝えると良いでしょう。
どうしても見た目からではわからない部分もありますので、商品の特徴としてユーザーに知っていてほしい部分を動画で流すだけでも興味を持ってもらいやすくなります。
動画ではポイントになる部分をわかりやすく見せれば、短時間でも視覚や聴覚から魅力をわかってもらえます。
新商品やまだそんなに知られていないサービスをもっと多くの人に知ってほしいと考えている企業にはピッタリです。
ほかにも、自社商品を営業する場合にもわかりやすく伝えたい、多くの方に来場してもらう展示会で商品やサービスを知ってもらいたいというときにもおすすめです。
費用相場としてはだいたい30万円から100万円の間で動画制作ができます。
種類3.PR(ブランディング)動画
まだまだ自社の中で多くの人に知ってもらっていないと感じる商品やサービスがある場合に、PR(ブランディング)動画を上手に活用すると良いでしょう。
また、自社として新しいブランドを立ち上げたものの、まだほとんどの人に知られていないという場合もまずは知ってもらうところから始めたいと考えるのではないでしょうか。
そのような場合もPR(ブランディング)動画を上手に活用することで、これまで知らなかったユーザーにも認知してもらいやすくなります。
実態としてないブランドを動画宣伝することで、可視化して理解できます。
自社のサイトに掲載する動画としてだけでなく、会社説明や広報活動などでも有効です。
費用相場としては約100万円から300万円の中で動画制作が可能となります。
種類4.採用動画
自社をもっと大きくして売り上げを伸ばしていくためには、優秀な人材集めは重要です。
その際、まずは優秀な人材をはじめ働きたいと考えている方に、自社の存在やどんな理念やコンセプトを掲げている企業かを知ってもらう必要があります。
採用動画を制作すると、募集内容や言葉で伝える会社の内容よりも動きなどでわかりやすく表現ができ、自社とはどんな会社か印象付けることも可能です。
どんな会社か知ってもらうために、会社の説明や製品の紹介のほかに実際に働いている社員のインタビューやメッセージなどがあるとさらに印象に残りやすくなります。
なんとなくでイメージしていた会社の雰囲気が、動画を見ることでハッキリわかってくるため見ている側もリアルに働いている自分を想像しやすくなり興味を持ってもらえるのもメリットです。
費用相場としては、約50万円から200万円で動画制作ができます。
種類5.マニュアル動画
自社に入社してきた社員に、もっと効率良くルールや今後の業務の仕方などを学ばせられたら良いと感じている企業も多いのではないでしょうか。
通常の業務のほかに新人の社員が入社してくるたびに、教えなければいけないため指導係を作るにも人件費がかかってしまいます。
4月の入社に新しい社員が入ってくるとは限らないですし、中途採用などもしょっちゅう行っているとそのたびに人件費がかさみます。
マニュアル動画を作り社員研修として学べるものを作っておけば、動画を見て覚えることができるため余計な人件費をかけなくても済むでしょう。
さらに紙媒体などを利用していた企業も、マニュアル動画であれば繰り返し利用できるためコストの削減にもつながります。
費用の相場としては、約30万円から80万円となっています。
種類6.セミナー動画
自社のセミナー動画を制作すると、商品やサービスなどについてもよりわかりやすく説明することができ、これまで以上に興味を高めることができます。
効果も大きいため、セミナー動画の制作を検討する企業も多いでしょう。
さらに、セミナーに参加した顧客だけでなく、参加できないかった顧客へもフォローができます。
どの企業でもセミナー動画は活用しやすくおすすめですし、制作費用がやすいため作りやすいというのも特徴です。
特別にさまざまな人材や機材を揃えなくても、講演する人が中心となりますので制作しやすくなります。
ただ、セミナーを大規模な会場で華々しく行う場合には、それなりに人件費や諸費用がかかってきますので、撮影の仕方によってはかかってくる料金も変わってきます。
費用の相場としては約10万円から50万円です。
種類7.イベント動画
イベントでもっと理解を深めてほしい場合、動画も一緒に利用しながら製品やサービスの説明をすると効率的です。
ほかにも、まずはイベントに興味を持ってもらいたいと考え、告知を検討する企業もあるでしょう。
イベントでは実際の製品の外観だけでなく、中身も触ってもらい楽しく触れて体験してもらうことができます。
しかし、そのような体験ができるイベントがあること自体がユーザーに伝わっていないと、多くの人に体験して良さを知ってもらうことが難しくなってしまいます。
告知を上手に行えるかどうかによって、当日成功させられるかどうかも決まってくるのです。
イベント告知の動画も上手に活用すれば、参加したことのない興味を持っているユーザーや気になっていて参加するか迷っている人に宣伝でき効率良く参加者を増やせます。
費用の相場としては、約30万円から80万円となっています。
種類8.TVCM
最近では若い人はテレビ離れしているとは言われていますが、まだまだ見ている方は多く需要があります。
特に自社の製品に興味を持ってくれそうな世代の方が好きな番組のTVCMとして放送できれば、ターゲット層の方が見てくれるため購入してくれる可能性も広がります。
さまざまな手法で動画を制作できますので、他社との差別化を図りターゲットへ伝えやすいでしょう。
制作のポイントとしては、少しでも費用を抑えたいという場合は制作会社が持っている素材や自社で持っている素材を使う方法がおすすめです。
費用がかかってもハイクオリティで有名なタレントを起用したいという場合は、ある程度の予算は覚悟しておいたほうが良いでしょう。
もし有名な女優などタレントを起用する場合は、1,000万円以上かかるケースもあります。
費用の相場としては約100万円から500万円ですが、クオリティによってはそれ以上になります。
種類9.WEBCM
最近ではパソコンだけでなく、スマートフィンでインターネットを見ている人が大変増えています。
そのため、テレビは毎日見なくても、インターネットはほぼ暇さえあればずっと見ているという方も多いです。
ターゲットとしているユーザーにも目につきやすく、効果的な宣伝の仕方でもあります。
静止画像で広告を載せることもできますが、もっと詳しくサービスや商品について伝えたいときには動画がわかりやすくユーザーの興味を惹きます。
視覚と一緒に聴覚にも訴えることができ、印象にも残りやすいのです。
SNSを活用してWEBCMを載せるのかなど、どこに載せるかでも予算や理想的な動画の長さは変わってきます。
費用の相場としては、約50万円から100万円になります。
種類10.MV
ミュージックビデオではその歌の雰囲気を大きく左右しますので、こだわって制作すると効果的です。
歌手を主人公とするのか、ドラマ仕立てにするのかなど内容によって、その音楽のイメージががらりと変わってきます。
何気なく耳の中を通り抜けてしまう音楽も、映像があることで世界観が可視化されその中に入り込めます。
すると、印象にも大きく残り、またあの音楽が聴きたいという気持ちにもさせられるのです。
制作のポイントとしてはミュージックビデオを得意としていて経験豊富な制作会社にお願いするのがおすすめです。
どんな風に見せればユーザーの心を惹くのをよく知っていますし、プロの技術で音楽を魅力的に映し出してくれます。
ライブでの迫力を取り入れたミュージックビデオも、惹き込まれるものがありおすすめです。
費用相場としては、約10万円前後となりどのような内容にするかでそれ以上かかります。
【手法別】映像・動画制作の2つの種類
どのようにユーザーへ見せる映像・動画を制作するかで大きくイメージが変わってきます。
手法にもさまざまなものがあり、実写やアニメーションなど悩んでしまうかもしれません。
どちらにもそれなりの良さがありますし、どの手法を使うかによって予算も大きく変わってきます。
実際のものを見てもらったほうがユーザーの心に響きやすいと感じたときには、実写を選びましょう。
逆に、実写よりもアニメーションのほうが印象づいてユーザーに受け入れられやすいと感じたときには、あえてアニメーションを選ぶのもおすすめです。
自社としても良いものを作りたいと考えながらも予算の不安もあるのではないでしょうか。
実写ではそれなりに費用がかかりやすく、アニメーションのほうがコストを抑えられると言われています。
種類1.実写動画
さまざまな世代がターゲットになっている場合や幅広い人に自社の製品を知ってもらい使ってもらいたいと考えた場合は実写動画がおすすめです。
普段からTVCMなどでも多く放送されている方法なため、インパクトの受け入れやすさがあります。
ただ、見慣れているからこそ大きく心が動かされる映像にならない可能性もありますが、その分幅広く受け入れられやすいという特徴もあります。
特に製品やサービスを実際に利用しているシーンはわかりやすく、自分が同じように利用したときをイメージしやすくなるため効果的です。
飲食店などのように人と人が関わり合う企業は、実写を利用したほうがよりユーザーに良さが届きやすくなります。
さらに、予算を組む際にも、何にどのくらいかかるのかわかりやすいため予測しやすくなります。
費用相場としては、約100万円から200万円です。
種類2.アニメーション動画
実写は普段見ている風景や物が写っているので目新しさは少ないですが、アニメーションとなった途端インパクトを与えます。
少し大げさにインパクトを持って表現したいときにも、イラストで迫力を持ち描くことも可能です。
ただ、アニメーションとなってくると、さまざまな人にしんなり受け入れてもらえるかというとそうとは限りません。
中には大好きという方もいれば、なんだかわざとらしいと感じて好意的に受け取らない人も出てきてしまう可能性があります。
アニメーション動画で自社の製品やサービスを伝えたいときには、ターゲットに受け入れてもらえることを基準に制作しましょう。
商品などの仕組みやゲームなどの現実ではないものを再現したい場合、アニメーション動画がおすすめです。
費用相場としては約50万円から100万円となっています。
まとめ
映像・動画制作をしたい場合、その種類の多さに驚いた方もいるのではないでしょうか。
自社として会社を宣伝したいのか、製品やサービス、採用動画を撮影したいのかによっても、撮影のコツや予算なども変わってきます。
自分たちで制作もできないわけではありませんが、ユーザーに与える印象で企業のイメージも大きく変わってきますので制作会社に相談しハイクオリティな動画制作がおすすめです。